先日のもてぎでエンジンが焼きついたスーパーカートのRS125のエンジンを分解しました。

とりあえずピストンとシリンダーを外して組んでもらったワークスメカに見せることに、、、

サーキット場では、ヘッドのみをばらしたのですがその時シリンダーに傷があったので
たぶん焼きつきだろうと思いました。

ピストンTOPには、デトネなどの後もなく綺麗に燃焼しています。

シリンダーを外すとごらんのようにピストンが焼き付いています。

シリンダーもこんな感じです。

RS125は、ポルシェなどと同じメッキシリンダーです。

だから焼きつくと再使用できません。

再メッキなどもあるのですが工賃を考えれば新品とそれほど変わりません。

今日、ワークスメカに、見せたのですがオイルの潤滑不足か？　キャブの負圧ポンプの問題以外考えられない、、、
とのことです。

ヤマハのTZ250は、結構アクセルオフ時の負圧の問題でエンジンが焼きつく症状が結構あったみたいです。

RS125は、バイクで使う場合は、問題がないのですがバイクとカートの使用状況が違うのでもしかしたらそれが
原因かもしれません。

バイクは、キャブレターまでの燃料は、タンクが上についているため落下式で平気ですがカートは、負圧を利用した燃料ポンプを
使います。

もしかしたらそれが原因の可能性があるみたいです。

気になるのは、今までエンジンを壊した場所が3回とも同じ場所というところです。

もてぎのダウンヒルストレートエンドです。

この場所は、カートの連中に聞いても鬼門の場所で1番エンジンが壊れるところです。

全開できてその先が下っていて、、、そこからフルブレーキでシフトダウン、、、

どうやらこのときに燃料が足りなくなるケースが多いそうです。

今後の対策を考えないと、、と思っているところです。

今年は、エンジンを完璧にしてサーキット用のフルカウルをつけてタイムアタックしたいと思っています。

でも、エンジンがRSになってから壊れずにもてぎを後にしたことがないので、
まずは、壊れないエンジンを作るのが先になりそうです。

本当にレーサーのエンジンは、シビアで難しいと思います。