ポルシェ 3L エンジン 2
ポルシェの3L エンジンの続きです。
エキゾーストバルブが曲がっているエンジンですが、その中身は、、、
ヘッドをあけるとピストンとぶっかった跡があります。
こういう場合、大体ピストンのほうが強いのでバルブが曲がってしまいます。
バルブが曲がっているためきちんと閉じていません。
全気筒がこの状態だとさすがにエンジンは、かかりません。
しかも、衝撃ですべてのロッカーアームのネジが緩んでいましたから、、、クリアランスもめちゃくちゃです。
バルブを外すと、、、、
ヘッドに付いた状態だとたいして曲がっていないと思うのですが外してみるとこんなに曲がっています。
まるで、、ユリゲラー(古い)のスプーン曲げのようです。
例えば、10000rpmでオーバーレブすると 1秒間で 166回転
それを各気筒 ポルシェの場合 6気筒 で割ると 1秒間に 27回
コンマ1秒としてさらに10で割ると 2.7回
こういう計算からたとえ0.1秒間オーバーレブさせても ピストンとバルブが2.7回ぶつかることになります。
あっと思った瞬間で大体アウトです。
しかもエンジン負荷がかかった状態が1番やばいです。
逆にシフトダウンのときのシフトミスは、案外大丈夫だったりします。
みなさん気をつけましょう。
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