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2007年10月28日(日曜日)

クーパーリング加工

カテゴリー: - hiro @ 23時38分50秒

クーパーリングと聞いてピンと来る方は、よほどの車のメカに詳しい方だと思います。

クーパーリングとは、エンジンのヘッドなどに用いる加工のことです。

車のエンジンのブロックとヘッドの間には、通常ヘッドガスケットが入ります。

通常は、ヘッドガスケットなど使用しないでエンジンが組めれば1番いいのですが
理論的に無理です。

エンジンのヘッドとブロックをつなぐ部分は、1番力がかかりますので、この部分が弱くなりガスケッドが壊れてしまいます。

これがよく言うガスケット抜けで、チューニングカーには、1番多いエンジントラブルです。

特にサーキットなどでオーバーヒートさせるとあっという間に抜けてしまいます。

最近は、純正でもほとんどの車がメタルガスケットを使用するようになりましたが昔の車は、アスベストのガスケットを使っていました。

チューニングするとメタルG/Kに交換するのが定番でした。

メタルガスケットに交換してもハイチューンのターボ車の場合G/K抜けは避けて通れない宿命のようなものです。

そこで登場するのがクーパーリングと呼ばれるものです。

クーパーリングとは、G/Kの代わりにヘッドとシリンダーに溝を掘り
リングを埋め込むことで通常のG/Kとは比べ物にならないぐらいの
強度を持たせるものです。

クーパーリング1

 

 

 

 

 

 

 

 

(加工済みのポルシェのヘッド)

通常は、レースエンジンやドラックマシンのエンジンぐらいしか行うことがない加工です。

市販車では、よく行うのは、空冷のポルシェです。

ポルシェのヘッドは空冷の為、年式によりヘッドG/Kが入っていないものがあります。

ターボでハイチューンのポルシェには定番のようにクーパーリング加工を行います。

クーパーリング加工が良いのか?悪いのか?

これには、賛否両論あると思います。

それは、ある部分を強化すればそのしわ寄せが必ずどこかに現れるからです。

たとえば、エンジンブローをしたときG/Kが抜けてそこで逃げてくれたから回りが軽症ですむということがあるからです。

また、逆の言い方をすれば、エンジンブローをすると大体の物は、使えなくなります。

それならば、弱い部分があるなら最初からそれを補い最大限のエンジン性能を発揮させたい。

考え方は、人それぞれだと思います。

クーパーリング加工は、チューニング屋さんでも案外知らないところが多いです。

それは、今のヘッドガスケットがビートやグロメットと呼ばれる面圧を上げるタイプの加工がしてあるものが登場したからです。

クローズドタイプのブロックには、このヘッドG/Kでも十分な役目をします。

しかし、オープンデッキのエンジンには、今でもクーパーリング加工が有効ではないか!と思ったりします。

オープンデッキとクローズドデッキの違いは、この記事を読んでください。

http://hiro-shop.biz/idaf/data/5196.html

NSXのブロックは、オープンデッキなのでハイチューンにするとヘッドG/Kがよく抜けると聞きます。

ターボなんか付けるとたぶんあっという間に抜けるのでは、、、

こういう車にこそクーパーリング加工が威力を発揮すると思います。

もちろん他の部分が壊れなければの話ですが、、、、


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