964カレラ2 エンジン
高速でエンジンブローしたお客さんのエンジンを点検しています。
煙が吹いてそのまま走行不能になり、ローダーにて引き上げに行きました。
中古エンジンに載せ変えたばかりらしいです。
ローダーから降ろしてクランキングしてみるとエンジンロックでクランクが回りません。
今日、エンジンを降ろして点検してみると、、、、
この車は、カレ4改のカレ2です。
とりあえずエンジンを降ろします。
そういえば昔、カレ2ばっかりやっていたのに最近は、ターボが増えたのでカレ2を触るのが久しぶりです。
マフラーを外すとすごい量のオイルが出てきます。
オイルがマフラーに回っているということは、 ピストンが砕けている可能性が大です。
EXマニを外してみると、、、、
このようにかけらがいっぱいです。
シリンダー側は、バルブが折れてピストンと激突しています。
奥でぐちゃぐちゃになっているのがエキゾーストバルブです。
ちなみに隣のシリンダーは、こんな感じ
まるで違うでしょ。
これが正常な状態です。
これが砕け散ったバルブシート
サーキットでオーバーレブして粉々になったエンジンならよく見ますが、
通常走行していてこうなるのは珍しいです。
こちらが全体像、、、、
いかに6番シリンダーが異常なのかわかると思います。
まだ、表側しか分解していないので原因がわからないのですが中古エンジンは、どういう使われ方をしたのか解らないところが
怖いですね。
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