930 ターボ E/G OH 7
やっとエンジン加工からあがってきたIさん930ターボ
クーパーリング加工とシートカット、バルブガイド入れ替えです。
クーパーリング加工以外は、一般的なO/Hメニューです。
クーパーリングを入れる理由は、ノーマルエンジンには、必要ありませんが、
今後のブーストUPを踏まえてこの機会にやっておきます。
3.3Lのノーマルエンジンは、ヘッドG/Kがなくただアルミの面と面が接触しているだけです。
964カレ2の後期からやっとG/Kが入るようになりました。
クーパーリングは、特殊なリングをヘッドとシリンダーの中で埋め込むことで一体成型に近い強度を作り出します。
通常のエンジンのヘッドG/Kは、ヘッド面の間に入ってボルトの張力により締め付けられています。
でも、結局は、面と面の接触です。
でもクーパーリングは、ヘッドとシリンダーに溝を掘ることで、面接触以上の強度を作り出します。
溝に食い込むことで圧力に対する強度が倍以上になるからです。
でも、ある部分を強くすると他の部分にしわ寄せが行く、、、ということは、覚えておく必要があります。
どんなに優れた技術も使い方を間違えればダメということです。
バルブスプリングのシム調整をしてヘッドを組み込みます。
ブロックにシリンダーを組み付けます。
今回は、加工屋さんに作ってもらったピストンピンを入れる特殊工具により組み付け時間が3分の1になりました。
このツール、、最高です。
今までの苦労がなんだったんだろう? と思えます。
シリンダー組み付け終了です。
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