W124 AMG 3.4
久々のベンツです。
しかも W124 AMG 3.4L です。
ベンツが1番ベンツらしかった頃のメルセデス。
この車を語らないでベンツを語るなと言うぐらいの自動車史に残る車が124だと思います。
W124は、私も乗っていますがなぜか手放そうという気にならない不思議な車です。
300TE時代から含めるともう10年以上の付き合いです。
その124の中でも特別な存在は、最高級モデルの500Eと AMG です。
この頃のAMGは、現在とは違い本物のチューニングカーを作っていました。
今回は、エンジンオイルクーラーとATFクーラーの取り付けです。
M104エンジンは、オイルエレメントがフィルタータイプなのでオイルクーラー用のオイルブロックがないとオイルクーラーを
取り付けることができません。
オイルクーラーとオイルクーラー用のオイルブロックです。
この頃のベンツは、Kジェトロです。
ちょうどインジェクションのモトロニックとKジェトロの切り替えの時期です。
ベンツのKジェトロはポルシェのようなウォームUPレギュレターは付いていません。
Kジェトロの制御方法が、ベンツとポルシェでは違います。
このあたりは同じドイツでも考え方の違い?
ポルシェのウォームUPレギュレターが壊れたら違うものを付けて直していますが
ベンツのKジェトロを見ればその答えは、分かるでしょ。
W124の500Eは、エンジンの生産ラインがポルシェだったことからプレミアが付くほど大人気ですが、、、
これは、単純に経営危機だったポルシェをベンツが助けただけの話、、、
事実、ポルシェ社から上がってきた500Eをベンツで再チェックして納車していたらしいです。
ベンツに言わせれば「だってポルシェなんか信用できないもん!」と言うのが本当の話だとか???
まあーーーどちらも考え方は違っても世界の自動車業界を代表するメーカーであることは変わりありません。
W124ベンツのすばらしいところは、Kジェトロの燃料ラインをエアコンの低圧ラインで冷やしているところ、、、
これでKジェトロの弱点の真夏のパーコレーション(燃料が高温になりすぎて気化すること)を押さえています。
こんなこと、、、さすがにポルシェもやっていません。
さすが、、、ベンツ、、、というところです。
AMGはきちんとポート研磨もされています。
ノーマルの3.2lから3.4Lへ
そしてAMGで組み上げたエンジン
乗って見ると、、、、
ノーマルとこんなにも違うのか? と驚きました。
エンジンは、やはり組の違いがでるのだと思わせる一台です。
コメント
RSS feed for comments on this post.
TrackBack URL : http://kurumaseibi.com/modules/wordpress/wp-trackback.php/242
この投稿には、まだコメントが付いていません
コメントの投稿
改行や段落は自動です
URLとE-mailは自動的にリンクされますので、<a>タグは不要です。
HTML allowed: <a href="" title="" rel=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <code> <em> <i> <strike> <strong>