メタルタービンとボールベアリングタービン
車のタービンは、2種類の方式があります。
ひとつは、メタルタービン
もうひとつは、ボールベアリングタービンです。
メタルタービンとは、、タービンシャフトにメタルを使っているタービンです。
三菱のTD、 そして ドイツのKKKなどが メタルタービンです。
メタル、、、、
そう、車のエンジンのほとんどは、クランクメタルやコンロッドメタルを使っています。
メタルの特徴は、油圧が掛かったときに浮遊して無接点になるということです。
バランスの取れたエンジンのクランクメタルは、10万キロ走ろうがほとんど傷がついてない場合があります。
対するは、ボールベアリング、、、、
これは、2輪のエンジンやカートのエンジンによく使われています。
主に2サイクル、、、
2サイクルの腰下(クランク)部分は、油圧が掛かりません。
もともとオイルパンを持たない2サイクルエンジンは、燃料に混ぜたオイルで潤滑するので必要がありません。
タービンでいえば
昔のF1タービンの IHI アメリカの ギャレット
それでは、どちらがいいのか?
メタルタービン
ボールベアリングタービン
まるで動きが違います。
メタルタービンは、オイルが潤滑していない状態だと抵抗がすごいです。
対するボールベアリングは、非常に滑らかに回ります。
よくボールベアリングタービンは、エンジンを止めたあともずーっとタービンが回っている音がします。
画像を見ても分かるように初期レスポンスのよさは、やはりボールベアリングが上だと思います。
ただ、これは、メタルタービンがだめだというわけではなく使用するエンジン特性などにもよりますから
一概には、なんとも言えません。
あとは、エンジンの俳圧に対しては、ボールベアリングタービンが強いです。
メタルタービンは、油圧が掛かると確かに無接点ですが、スラスト方向には、どうしても負担がきます。
タービンは、回れば回るほどスラストメタルに対する負担が増えます。
この部分は、どうしてもメタルがする減ります。
その点、ボールベアリングは、軸受けなのでスラスト側に対する負担は、ほとんどないので
俳圧が高いエンジンに使用しても大丈夫なぐらいの耐久性があります。
このあたりは、タービンを選ぶときの目安となります。
個人的には、 TDタービンのパワー感のまま立ち上がるボールベアリングタービンがあれば最高なのですが、、、
なかなか上手くはいかないみたいです。
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