930ターボ5
エンジンO/H中の 930ターボ
各部の測定と重量合わせをしています。
オイルポンプを分解して各部点検です。
930、964の M30ターボエンジンは、オイルポンプが鉄とアルミで出来ています。
964カレラ2のM64エンジンでは、マグネシュウムケースに変わりました。
中身は、同じですが、、外側だけ変更されたのですが、、、、軽量化ですかね??
マグネシュウムは、軽くていいのですが、分解するときに簡単に割れそうでイヤですね。
続いてコンロッド、ピストンの重量合わせです。
1番軽いものをベースに すべてを合わせます。
N1エンジンなどと同じ合わせ方です。
実際は、2-3g程度の違いは、性能上の変化は、ありません。
でも、3g以上になるとやはり気持ち悪いですね。
実際ポルシェの場合 普通のエンジンとRSの違いは、こういう細かなところですから、、、
続いてクランクのラッピング作業
エンジン組みは、組み付けよりも下準備のほうが大変です。
実際は、こういう細かいことをやらないでエンジンを組んでも普通に動きます。
性能の違いもN1エンジンのように同じ車で同じ舞台で走らせないと解らないでしょう!
でも、メカニックとしては、何年か後にこのエンジンがまた、O/H時期を迎えたときに、、、、
知らないメカニックが分解したとき、、、
「へえーーこんなところまできちんとやってあるんだーー」と思えるものを作りたい。
これは、メカニックだけではなくすべての職人にいえることではないでしょうか?
自分が作ったものに自信が持てる、、、そういう仕事をしていきたいですね。
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