ポルシェロッカーアーム
ポルシェのロッカーアームは、パワーを出した車だと
よく折れることがあります。
特に折れるのは、パワーを出したターボ車両の場合です。
先日、930の3.2Lの車で珍しいロッカーアームの壊れ方をしたエンジンを見ました。
先端の部分が欠けています。
これは、折れたのではなく走行中にロッカーアームが緩んで
横に飛び出して欠けてしまったものだと思われます。
プラグコードを外そうとすると飛び出したロッカーシャフトに当たって抜けないという
状態でした。
通常ポルシェのロッカーシャフトは、メーカー規定のトルクがあるのですが、
規定トルクで締めると再使用のロッカーシャフトの場合緩んで出てくる場合があります。
ロッカーシャフトのボルトは、6mmですが、特殊ボルトを使っていますので、相当なトルクをかけて締めても
折れることはありません。
この部分は、メーカーの規定トルクを無視して結構なトルクで締めてあげないとオイル漏れやボルトの緩みとなります。
これを知らないでメーカーの規定トルクばかり参考にしてエンジンを組むととんでもないことになります。
この車のようにロッカーアームのみで済めばまだいいのですが最悪は、カムハウジングがダメになります。
本人は、オーバーレブでなったものだといっていましたが、たぶん元から緩んでいてたまたまオーバーレブと
重なっただけ、、、です。
幸いカムハウジングは、大丈夫でロッカーアームの交換のみで治りそうです。
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