964 カレ2エンジン 腰下組みつけ
腰下の部品点検、計測が終わり組み付けです。
こういうふうにブログや、mixiで公開しているのは、大切な車をお預かりしているオーナーさんの為でもあります。
自分の車をSHOPに預けて修理やチューニングをしてもらう場合、実際には、預けるときと引き取る時しかSHOPの人間と顔を合わせない場合がほとんどです。
実際にどういう作業が行なわれているか解らない。
もちろん、信頼して預けているから変なことはされていないと思うのですが、実際にどのような作業をされているのか?
私がオーナーならすごく気になります。
もしかしたら毎日お店に顔を出すかもしれません。
でも、そんな時間は、実際にありません。
これってオーナーの素直な意見だと思います。
だからチャレンジレーシングでは、なるべくお預かりした車の作業風景をブログに載せるようにしています。
もちろん、載せないでください、、といわれるお客さんの場合は載せません。
今は、ネット社会です。 こういうサービスがあっても面白いと思ってやっています。
これってお客さんにとっても、作業をするほうにとってもいいことがいっぱいあります。
前に964ターボのブーストUPをしている記事を載せたところお客さんから、、、
「ブログ見ました。」
「タービンのシャフトのガタが気になるのでO/Hお願いします。」と言われたことがあります。
こちらもどうしようか?迷っていたのでおかげで早く決断することができました。
今後も、こういう使い方をしていきたいと思います。
前置きが長くなりましたが、、、、
腰下組みつけです。
クランクシャフトとオイルポンプ、そしてインターメディエイトシャフトを取り付けます。
普通、ポルシェの腰下を組み付けるときは、コンロッドも先に組み付けます。
メーカーの整備書の手順だと先です。
でも、コンロッドを先に組み付けるとコンロッドがジャマでケースを入れるのに苦労します。
また、コンロッドが付いた状態だとケースを組み付けた後、回転させて確認するときにコンロッドがジャマをして
作動確認が出来ません。
メーカーの整備書なんかより自分のやりやすいほうを優先しています。
整備書は、所詮、、整備書です。
ポルシェの腰下の組み付けは、時間との勝負です。
冬場は、まだいいのですが、、、夏場は、ちまちましていると液体G/Kが乾いてしまいます。
ヘッドボルトにシールを塗ってOリングを入れて組み付けるのにかなりの時間がかかります。
だから、腰下組みつけのときは、一切電話などにも出ません。(笑)
この状態からでもコンロッドは、組み付け出来ます。
少しコツが必要ですが、、、慣れると絶対このほうが楽です。
コンロッドボルトは、テンションボルトですので塑性域での締め付けです。
続いてヘッドボルトの取り付け
今回は、ARPのヘッドボルトを使います。
純正ボルトよりも値段も安くてワッシャーやナットまで付いてきます。
NAのポルシェの場合、あまり折れることがないのですが、最近は、カレ2でも折れている車両をよく見かけます。
せっかくO/Hしてヘッドボルトが折れたのではシャレにならないので交換します。
付属のネジロックタイトを塗り取り付けます。
ヘッドボルトは、SET長があるのでノギスでSET長合わせをします。
ヘッドボルト取り付け完了です。
カッコいいでしょ!
見た目がいいものは、高性能、、、、これはチューニングの世界では、常識です。
(たまに騙されることもありますが、、、)
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