シャーシセッティングでトラブル発生!
入庫中の930ターボ Kジェトロ MOJタービン 追加インジェクター仕様と K26ツインターボ Motec 仕様の
シャシダイセッティングをしました。
MOJタービン仕様は、カム交換を予定しているのでとりあえず今の馬力をデーターとして残しておきます。
Kジェトロの追加インジェクター仕様の930ターボのデータ取りは、初めてです。
タービンがK27 MOJ BBのタコ足 それ以外は、ほぼノーマルです。
MTは、3.2LカレラのG50 5速 ミッションです。
まずノーマルブースト 0.7K で 340PS
ブーストUP 0.9Kで 380PS を記録しました。
ノーマルのヨーロッパ仕様が 300PS 国内仕様が 268PS ですので
かなりいい数値だと思えます。
続いて K26ツインターボ
K26ツインターボ 3.4Lシリンダー 3.2カレラインマニ Motec M4 仕様
軽くノーマルブースとで400オーバーかな と思っていたらトラブル発生!!
3000rpmから4000rpm でエンジンが息継ぎをする症状が発生!
燃料や点火時期を変えても症状は、変わりません。
しかも、左バンクの方からブローオフが付いていないのにアクセルオフでブローオフような? 音がする?
配管抜け?
配管を知れべても特に異常はありませんでした。
とりあえずセッティングをあきらめて工場に帰り点検してみると左バンクのウエストゲートが少しオイルで塗れています。
でもウエストゲートの抜けた音は、していたのでバルブは、動いているようです。
原因が解らないのでとりあえず状況を整理すると
○ブーストの立ち上がりでブーストがなかなか掛からずそのまままわし続けると徐々にブーストが掛かる。
○ブーストが掛かった後も、微妙に安定しない。
○最大ブーストは、掛かるので大きな配管抜けの可能性は、低い。
○EVCやブーストメーターの5パイホースの破れなどの可能性大。
そしていろいろ見ているとついに、、発見しました。
写真のウエストゲートどこかおかしくないですか?
真ん中の黄色く見える部分は、バルブガイドです。
この状態でバルブガイドが見えるということは、、、、、
そうです、、、ここは本当はG/Kが付いていてバルブガイドは、見えません。
ようするにウエストゲートのG/Kが吹っ飛んでいました。
ここのG/Kがないとウエストゲートのバルブを押し下げるために入ってきた空気がまずここから抜けてしまい
ゲートの開きが遅くなります。
そしてブーストが立ち上がった後もこの部分からエアが漏れるのでブーストが安定しません。
この車は、ツインターボのツインウエストゲート、、、しかもインタークーラーも左右バンクを独立させていますので
方バンクが正常な為ブーストが掛かり始めると正常に走ってしまいます。
気付かずにそのまま迷宮入りしてしまいそうなところだったので発見できてよかったです。
いままでも微妙な症状が出ていたのですが(たぶんG/Kが半分ぐらいしかなかった。)今回のセッティングの途中で完全に
なくなってしまったようです。
ターボオーナーの方は、要注意です。 しかもこのG/Kは、純正部品としてはパーツ供給がありません。
でも心配いりませんいい代用品を見つけましたので、、、
ポルシェのブーストトラブルのほとんどがウエストゲートであることが多いです。
それだけ車も古くなってきたということだと思います。
K26ターボ シャーシ動画!!
ウエストゲートからの炎がすごくカッコイイです。
RUFの6速は、ハイギヤードすぎて5速でも250km以上でるので怖いです。
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