残念ですが、、、
Kジェトロの調子が悪く入庫中の Iさん号
AFの数値を見ると薄くなったり濃くなったりで、、数値が定まりません。
間違いなくウォームアップレギュレターの不良です。
とりあえずテスト用の ウォームアップレギュレターをつけると正常に作動します。
ということで原因がつかめたので 代替品に交換します。
今回は、画像にモザイク無しです。
もう知っている人は知っているので、、、、
その代わりどのようにセッティングするのか? なんていう問い合わせは受け付けません。
今回の問題は、ここから、、、、
エンジンは、普通に掛かるようになり 吹け上がりもいい!!
でも、、前から気になっていた音が大きくなったような気がします。
念の為にもう一度タペット調整をしてみても、、、音は変わりません。
EXマニがヒートエクスチャンジャーの中で割れているのかと思い外してみました。
ここで、、問題発生!!
EXマニを外して 何気にシリンダーを見ていたら、、、
5番シリンダーのバルブガイドが割れている、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、
ということは、、、 バルブが曲がっている。
レシプロエンジンの場合、バルブガイドが割れるということは普通ありえません。
バルブガイドは、たとえシリンダー温度が高くなりシリンダーが 解けてもガイドは、解けない、、
それぐらい熱に強い素材で出来ています。
ガイドが割れるただひとつの原因は、バブルが曲がること、、、
じゃーどうしてバルブは、曲がるのか?
これも普通の回転で回っている限り曲がることはありません。
唯一曲がるとしたら オーバーレブか、、シフトミス、、、
これによってピストンとバルブがぶっかった場合です。
このエンジンは、ちょうど1年前に組み上げたエンジン。
エンジンフルO/H クーパーリング ハイカム 964タービン 964インタークーラー
ノーマルブーストでも十分速い この車のブーストUP +追加インジェクター を楽しみにしていました。
たぶんノーマルタービンとしては最高のパワーが出せると思っていたからです。
それだけに 今回の件は、 非常に残念です。
ただ、、このままでは、終わりませんよ!
幸いエンジンもそれほど重症ではないと思います。
バルブ曲がりは、サーキットを走る人なら誰もが経験したことがある
ポルシェには、よくあることです。
事実私も 昔ポルシェターボで菅生を走っているときにシフトミスで全部のバルブを曲げたことがあります。
誰もが、、一度はやることです。
実は、今回の件は、 Iさんに 「ブログには載せないでおきましょうか?」
と話していたのですが、、、
「別にいいです。 載せちゃってください。」
と言うことで掲載しました。
これは、チューニングエンジンに乗るオーナーなら誰しも起こりえることです。
でも、、チューナーは、誰しもお客さんが喜ぶ姿が見たくてこの仕事をしています。
だから、、悲しむ姿は見たくないのです。
このエンジンは、今まで以上のハイスペックで蘇らします。
Kジェトロ4速最速だけではなく
いずれフルコンBIGタービン仕様にも対応できるエンジンにしたいと思います。
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