またまた、ポルシェターボ ウエストゲート
先日、ポルシェ964ターボのウエストゲートのO/Hをしたのですが、同じ症状で悩む車が他にも数台いるそうです。
早速、遠方から来て頂き点検してみました。
症状は、富士のストレートで4速全開付近でリミッターが入るという事です。
ノーマルのブースト計は、0.7しか指さないので燃料カットが働くということは、0.9以上ブーストが上がっているということです。
早速、ウエストゲートを脱着しました。
最近、ターボのエンジンルームを見慣れてきました。
ターボのエキゾースト関係は、まずネジが緩むかどうか?が1番の問題です。
ネジ関係に潤滑剤を多めに塗っておきます。
写真で見ても緩みそうにないネジばかりです。 空冷ポルシェの場合熱によるボルトの腐食が1番厄介です。
エキゾースト関係のネジを緩める工具としてハーフムーンは有効です。
これがないと工具が入らない場所が本当に多いです。
ポルシェは、まだいいのですがGT-RのEXなんてまず普通の工具では無理です。
ネジがすべて緩んでウエストゲートを外そうとしてもゲートがピクリとも動きません。
なんと、、、スタッドボルトがさび付いてフランジと一体化しています。
銅ハンマーで叩こうがピクリともしません。 酸素であぶってみてもどうにもならないぐらい固着しています。
どうにもならないのでEXパイプごと外すことに、、、、
パイプごと外してタガネで叩いてやっと剥がれました。
ネジが腐って完全に固着していたのが解ります。
やっとゲート本体が外れました。
この車は、ウエストゲートブーツはなんとか大丈夫ですがガイドのガタは、相当出ています。
エアを吹き込むとガイドの隙間から空気が筒抜け状態です。
ガイト入れ替えにてO/Hします。
同じような車が今回も含めて3台目です。
964ですらこのような状態なので930は、間違いなくどの車もゲートのガタが出ているものだと思います。
ブーストUPする前に、ウエストゲートの点検をデッタイしたほうがいいと思います。
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