964 ターボメンテナンス
964ターボのメンテナンスをしています。
ブーストUPを前提としてその前にいろいろな部分をチェックしています。
ターボは、NAに比べていろいろな部分に問題を抱えている場合が多いです。
ターボは、インタークーラを外さないとほとんどの整備が出来ません。
メンテナンスの基本は、インタークーラー脱着です。
いろいろ見ていると一箇所気になる部分が、、、、
この配管、本来はインマニ圧が入らなければならないのに、ブローオフとブーストリミッターが繋がっています。
これでは、双方共に機能していない状態です。
単純に殺している?
アクセルを踏みなおしてのレスポンスが悪いといわれていましたのでもしかしたらこの影響が
あるのかもしれません。
ブローオフが働いていませんので。
ブローオフバルブは、アクセルオフ時にスロットルとタービンに残った残圧を逃がす役目があるので
純正の場合は、付いていたほうがいいです。
タービンへの負担も少なくなりパイピング抜けも軽減されます。
コンプレッションは、ちょっと低めです。
そろそろO/Hを含めたリフレッシュが必要かもしれません。
でも、全体的には、均一なのでどこかが悪いということではありません。
タービンは、手で触ると少しガタがあります。
メタルタービンの場合オイルが回っていないと多少のガタがあります。
でも、少し大きいような気が、、、、
ダイヤルゲージを使って正確に数値を見ました。
エンドプレーは、ほとんどないのですが、シャフトのガタは、20/100mm
メーカー純正の規定値が60/100mmなので一応基準内です。
でも、チューニングベースとして考えた場合は、20/100が限界です。
20/100でもシャフトは、回転しますのでトータルの触れは、0.4mmということになります。
KKKの場合ギリギリ限度内です。
ポルシェのタービンプレートです。
K27 3072タービンです。
純正としては、相当大きなタービンが付いています。
もっとも3.3Lの排気量がありますのでこれぐらいの大きさがないとすぐには俳圧があがってしまいます。
純正タービンでもフルにまわすことが出来れば450PSぐらいまではいけそうですね。
もちろん燃料やカム、圧縮などを見直せばの話ですが、、、
これを考えると純正は、わざとパワーを押さえた作りをしているような気がしてなりません。
もっとも耐久性や排ガス対策を考えてのことだと思いますが
本気になればこの時代でももっとパワーを出せたのではないかと思います。
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